【監査】内部統制① 内部統制の目的
内部統制…
私はイメージがつきにくく、苦手な論点です。
実務のエピソードをいただいたので、今日のテーマにしよう
わたしは実務の中で行われていた不正防止システム等を、
帰納的に理論としたのかと思っていましたが、
演繹的なところがあるんですね…
形から入るのは大事ですね。
私もやる気が出ないときは、文房具屋さんに行って新しいペンとか買います。
内部統制
企業目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、
業務に組み込まれ、組織内のすべてのものによって遂行されるプロセス
では、企業目的が達成されている!という合理的保証がほしい時は、
内部統制を有効に機能させればいいということなのですね。
この企業目的が達成されている!という合理的保証は
企業目的の達成を妨げるおそれがあると識別した事業上のリスクに対応する
ことで得られると言えるのではないでしょうか。
なぜなら
内部統制は
企業目的の達成を妨げるおそれがあると識別した
事業上のリスクに対応するために整備運用されるから。
では、企業目的、ないしは、内部統制の目的は何か
①業務の有効性及び効率性
:事業活動の目的達成のため、業務の有効性・効率性を高めること
有効性=目的達成の程度
(販促活動、顧客満足度向上活動など)
効率性=時間、人員などの組織内外の資源が合理的に使用される程度
(原価改善活動など)
②財務報告の信頼性
:財務諸表及び財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある情報の信頼性を保護すること
(日々の会計処理の事後チェックや承認、新しい会計基準の内容に関する社内勉強会など)
③事業活動に関わる法令等の遵守
:事業活動に関わる法令その他の規範の遵守を促進すること
(監査役等による取締役の職務執行の監視など)
④資産の保全
資産の取得、使用及び処分が正当な手続き及び承認の下に行われるよう、資産の保全を図ること
(物件購入・処分の時の社内承認体制など)
これら4つが、相互に密接し、補完し合ったりして、
内部統制を
整備、運用すれば
企業目的が達成されているとの合理的保証が得られる
私は
企業目的がこの4つであることがなかなか理解できないのですが…
覚えるしかありませんね
私も少し企業で働いていたことがありますが、
①については
私は経理ではありませんでしたが、
収支の日計を算出する作業はしたことがあります。
経理さんと違い、それがメインの仕事ではなかったので、
お金にならない仕事、とされ、
たらたらしてたら怒られました。
その業務に関しては効率最重視でしたね
②について
会計事務所でアルバイトをしていたときは、
検算をよくやりました。
中小企業の財務諸表作成は取引量が少ないので、
簿記検定でよく出てくる試算表を、手書きで作成したりもしていました。
確かに、これらをするかしないかでは、
財務報告に信頼性がある!という合理的保証は違ってくるなと思います。
あとはこれといった話は浮かばないので
おわり!