【監査】監査人の独立性
「監査基準」第二 一般基準より
監査人は、監査を行うにあたって、常に公平不偏の態度を保持し、独立の立場を損なう利害や独立の立場に疑いを招く外観を有してはならない。
私はあまりコミュニケーションがうまく取れる方ではなく、
コミュニティも限られてます。
なので、もし、私が会社経営者だったら、家族や仲のいい人に監査をお願いしたいと思うな…他人に怒られるのもやだし
けれども「類は友を呼ぶ」ように、悪さをしようとする人は仲間もたいてい悪い。
私自身にもそんな一面があります。
真面目な人には、不真面目なお願いはとてもできない。
悪さをするかもしれない者に、その者の身内が出てきて
「この人の言ってることは信頼できる情報ですよ」
と言われたところで、誰が信じるだろうか。
むしろ、怪しさしかないではないか!
まず、なぜこの身内が信じられないのか。怪しいと思うのか。
・「身内」という事
・「身内」といえば、大抵利害が一致する(親子でも、子が優秀なら親もうれしい)
・「利害が一致」といえば、結託する
↓
誰かが損害を受けるかも!?
この誰かが損害を受けるかも、ということについて
企業、監査人、財務諸表利用者 の三者がいますね
私は人間関係で3人グループが最も苦手です。
MXテレビ「5時に夢中」だったかな、恋愛でも3人が一番バランスとりにくいって言ってたな。いっそマイケル富岡さんのように、4人以上の方が、意外とうまくいくと。
とにかく3者そろうと、2者が結束して意地悪したり
そうならないようにみんな気をつかって…ていうのが面倒くさい。
脱線しましたが、企業、監査人がともに作業するために、
どうしても詳細な内部を知ることのできない財務諸表利用者が、
他の2者を信頼するってことはすごく難しいだろうと察する。
そこで、監査基準で独立性について明示して、
監査制度の信頼性にもつなげてるのですね。
精神的独立性
:職業的専門家としての判断を危うくする影響を受けることなく、結論を表明できる精神状態を保持すること
外観的独立性
:監査人の精神的独立性が堅持されていないと第三者が判断するような状況にないこと
→精神的独立性を形式面から担保している
監査人にはこの双方の保持が強く求められている。